高齢の方対象の陶芸、園芸、スポーツ、調理、娯楽、社会復帰を目的としたプログラム、回想法を用いた音楽プログラムまでたくさんのプログラムを準備しています。
患者さんが好きなことを楽しみながら、回復していただくために、本格的な施設を用意しています。
陶芸においては、なんと病院内に専用の窯を用意するほど。
施設内の調理室を使って、「なかよし喫茶」を患者さんと運営しています。材料の仕入れから在庫確認、受付・注文・接客・会計業務まで、社会復帰に必要な体験をしてもらえるような取り組みです。失敗しながらもメンバーの主体性を尊重し企画、運営をしていただいています。
SSTを通して人間関係やコミュニケーションのトレーニングも重要なポイント。精神科デイケアでは友だちとの付き合い方など、普段の生活の中で困っていることを課題にしています。最初は意見が出にくいですが、次第にアイデアが出てきて解決策を導けるのです。コミュニケーションは健康な人でも悩むことがあるから難しいのは当然のこと。ゆっくり見守って、よりよい社会復帰ができるようにサポートしています。
病院でできたことが、自宅での日常生活になるとできなくなってしまうことも多々あります。そんな時にはデイケアに来ていただき、引き続き様々なプログラムで生活に活かせるようにサポートを行います。また訪問看護で作業療法士が活躍していて、患者さんの自宅で活動もサポートすることができます。
また訪問看護で活躍する作業療法士は、院内の作業療法士と情報交換を行い、障がいを持った方々が地域の中でいきいきと暮らすことの難しさを感じながら、院内でどのような関わりが退院後に必要になるかを模索するやりがいのある日々です。
水口病院では新人・ベテラン問わず良いアイデアは採用されやすい環境。県下最大級の施設で多数の作業療法士が在籍しプログラムのバリエーションも豊富に考えられます。精神科では作業療法士の活躍の場が幅広くあるので、ステップアップの選択肢がたくさんあります。また託児所完備で子育て世代の方もたくさん活躍しているところも魅力です。
作業療法科では、病棟担当制としています。作業療法士は、急性期治療病棟、精神療養病棟、認知症治療病棟、内科疾患合併病棟それぞれの患者さんのためのプログラムを作り、個人のニーズや目標を反映できるよう、様々な工夫をこらしています。病院全体としても、運動会・クリスマス会などの季節に応じた行事や、院外外出・地域の方々との交流などを、患者さんが主体的に楽しめるよう一緒に企画していただいています。また、患者さんの高齢化に伴い、身体機能の維持・予防なども取り入れ、身体的にも精神的にも元気に過ごしていただけるよう心がけています。
ここでは毎月利用者さんとスタッフでプログラム内容を話し合って決めています。主に、スポーツ・料理・お菓子作り・お出かけ・もの作りなどやSST(生活技能訓練)では会話やコミュニケーションの練習、心理教育では病気についての勉強会を行っています。 また、地域生活支援センターが行う交流会に参加したり、日帰りのバス旅行などを企画するなど、イベントも豊富です。ベランダ菜園で育てた野菜を収穫して、アイデアを出しながら調理して皆でたべています。
院内の作業療法に留まらず、退院後も絶え間なくサポートができるよう訪問看護やデイケアにも作業療法士が在籍しており、情報交換ができるよう心がけています。
また介護老人保健施設にも作業療法士や理学療法士などリハビリ専門職が在籍し、個別の機能訓練やADL訓練などを行っています。
水口病院で働くスタッフのタイムスケジュールをご紹介します。残業はせず定時できちんと帰る環境です。
その分1日を効率よく過ごして、朝はラジオ体操から始まり、明日の準備まで行っています。
他の老人デイケア施設で働いていましたが学生時代に尊敬していた先輩療法士が働いているのでこの水口病院を選びました。
任せてもらえることが多く、自分が思うことが自由に行えるところが魅力です!
祖父が脳梗塞になってしまい、そのリハビリを見て憧れました。
水口病院は学校の先生の紹介でしたが、クリエイティブに働く事のできる職場で満足しています。
子育て中なので託児所に子供を預けて仕事ができるので安心です。
そしてお昼ごはんがとっても美味しい! 仕事では退院した患者さんとスーパーで出会い笑顔で生活をしている様子を見ると嬉しくなります。
就職活動をしている時に水口病院を見学して雰囲気に惹かれて入社しました。
部署内の仲がよく、プライベートでも先輩たちと交流できるところがいいですね。
リハビリの規模の広さに魅力を感じたので水口病院を選びました。
精神領域だけでなく、身体領域、発達領域など幅広い領域の患者さんたちを見ることができるので学ぶことがとっても多いです。
スキナヴィラ水口 リハビリ科長
関戸聖次
県内の作業療法士の草分け的存在である関戸聖次リハビリ科長。水口病院歴26年のベテランである関戸科長に、水口病院での仕事のやりがいなどを伺いました。
現在は水口病院の介護施設「スキナヴィラ水口」のリハビリ科長として、入居者さんへのリハビリや、若手の作業療法士の育成などを行っている関戸科長。特にお年寄りの個別機能訓練や、歌や手作業などの集団リハビリなどを行っています。音楽療法を行なうときは自身が楽器を持って、みんなで音楽を楽しみながらリハビリを行っています。県内の作業療法士の中では有名で、関戸科長に憧れて水口病院を選ぶ若手も少なくないそうです。
26年前、学生だった時から精神科での作業療法士の仕事に興味をもっていたのだとか。「もともと僕は作業や音楽が治療に結びつく仕事に就けたらと思っていました」当時はまだリハビリ職を募集する病院が少ない。いろいろな情報を集めている中、目に止まったのは水口病院。「早くからリハビリに関心を持ち、取り入れていた水口病院を自然に選ぶことになりました。」
「この仕事の楽しさややりがいは、治療のスパンが長くなかなか成果が見えにくい中で、患者さんと心の交流が出来た時です。」と語る関戸科長。怪我をした時のリハビリと大きく違うのは、「結果」がわかりにくいこと。だからこそ得られる仕事の達成感ややりがいに繋がるのだといいます。また管理職としては、若手の作業療法士に仕事が任せられるようになった時が嬉しいとのこと。
他の作業療法士のアンケートでもアイデアを提案しやすく、いろいろなことに挑戦できる環境であることが分かりますね。
最後に水口病院の良さを伺うと「リハビリの施設がとにかく広くて、他の病院ではないほど施設やプログラムが充実していること。また教科書通りのオーソドックスな作業療法を目指して、パラレルな場、集団の場、退院を前にした個別の訓練の場を用意し作業療法を実施していること。真面目に、患者さんの今後の人生を考えながらリハビリをしたいという方、またはできる方、水口病院で一緒に働きましょう。」
水口病院 リハビリ科長
上野道広
水口病院に入って9年目。2014年から水口病院のリハビリ科長となりました。祖父の身体が弱く、訪問治療を受けていたことを機にこの仕事を知りました。水口病院を選んだのは県内で一番大きな病院で馴染みがあったことから。たくさんの作業療法士がいて協力しあえるし、仲が良いのも特徴です。患者さんに対しては、作業療法を通して感じていることや考えていることを実体験として経験し、学んでいただくことを大切にしています。その体験や考えを、一番近くで共有できることが作業療法士の魅力の1つだと感じています。作業療法士に対しても同じことが言え、プログラムで創造したことを実際に行う中で、頭の中だけでなく実感として感じ、学んで経験してもらっています。
この仕事のやりがいはやっぱり患者さんに感謝された時。患者さんから反応がなくても話しかけたりしていると、ある日「いつも話しかけてくれてありがとう」と言ってくださることがあるんです。この瞬間は本当に嬉しいですね。
水口病院は、伝統的な精神科作業療法を大切にしながらも、高齢化や地域移行支援などの時代の流れを常に考えており、「今、治療として何が必要か」を模索しながら、新しい取り組みを行っていければと思います。
採用要項 | |
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雇用形態 | 正社員 |
応募資格 | 作業療法士資格(取得見込み含む) |
勤務地住所 | 〒528-0031 滋賀県甲賀市水口町本町2-2-43 |
交通手段 | バイク通勤可、自動車通勤可 |
休日・休暇 | 年間104日 |
モデル年収/給与 | 380万円〜(諸手当含)/ 24 万円〜(諸手当含) |