患者さんの社会復帰をサポート。
楽しみながら患者さんの回復を
見守るのが醍醐味

患者さんがその人らしい生き生きとした生活が営めるようサポートするのが作業療法士の仕事。
もちろんその成果は一進一退。
本当に自分のやっていることは患者さんのためになっているのか不安になることもありますが、
患者さんひとりひとりの小さな変化を感じられるのがこの仕事の魅力です。
表情や発言の変化や、出来なかったことができるようになった喜びを一緒に感じています。

水口病院ではこんな取り組みをしています

1

焼き物の窯まで自前という本格施設。
好きなことを楽しむことが回復への近道

高齢の方対象の陶芸、園芸、スポーツ、調理、娯楽、社会復帰を目的としたプログラム、回想法を用いた音楽プログラムまでたくさんのプログラムを準備しています。
患者さんが好きなことを楽しみながら、回復していただくために、本格的な施設を用意しています。
陶芸においては、なんと病院内に専用の窯を用意するほど。

2

喫茶店「なかよし喫茶」の経営で社会復帰も

施設内の調理室を使って、「なかよし喫茶」を患者さんと運営しています。材料の仕入れから在庫確認、受付・注文・接客・会計業務まで、社会復帰に必要な体験をしてもらえるような取り組みです。失敗しながらもメンバーの主体性を尊重し企画、運営をしていただいています。

3

SST(生活技能訓練)を
通して人間関係のトレーニング

SSTを通して人間関係やコミュニケーションのトレーニングも重要なポイント。精神科デイケアでは友だちとの付き合い方など、普段の生活の中で困っていることを課題にしています。最初は意見が出にくいですが、次第にアイデアが出てきて解決策を導けるのです。コミュニケーションは健康な人でも悩むことがあるから難しいのは当然のこと。ゆっくり見守って、よりよい社会復帰ができるようにサポートしています。

4

精神科デイケアや
訪問看護などでも活躍の場が

病院でできたことが、自宅での日常生活になるとできなくなってしまうことも多々あります。そんな時にはデイケアに来ていただき、引き続き様々なプログラムで生活に活かせるようにサポートを行います。また訪問看護で作業療法士が活躍していて、患者さんの自宅で活動もサポートすることができます。
また訪問看護で活躍する作業療法士は、院内の作業療法士と情報交換を行い、障がいを持った方々が地域の中でいきいきと暮らすことの難しさを感じながら、院内でどのような関わりが退院後に必要になるかを模索するやりがいのある日々です。

どんな働き方ができるの?

作業療法士

水口病院では新人・ベテラン問わず良いアイデアは採用されやすい環境。県下最大級の施設で多数の作業療法士が在籍しプログラムのバリエーションも豊富に考えられます。精神科では作業療法士の活躍の場が幅広くあるので、ステップアップの選択肢がたくさんあります。また託児所完備で子育て世代の方もたくさん活躍しているところも魅力です。

病棟での活躍

伝統的な精神科作業療法を大切にしながらも、高齢化や地域支援などの時代の流れや、それらに必要な治療として何が必要かを模索しながら新しい取り組みも行っています。 入社9年目(資格習得後9年目)リハビリ科長 上野道広 さん

作業療法科では、病棟担当制としています。作業療法士は、急性期治療病棟、精神療養病棟、認知症治療病棟、内科疾患合併病棟それぞれの患者さんのためのプログラムを作り、個人のニーズや目標を反映できるよう、様々な工夫をこらしています。病院全体としても、運動会・クリスマス会などの季節に応じた行事や、院外外出・地域の方々との交流などを、患者さんが主体的に楽しめるよう一緒に企画していただいています。また、患者さんの高齢化に伴い、身体機能の維持・予防なども取り入れ、身体的にも精神的にも元気に過ごしていただけるよう心がけています。

精神科デイケアでの活躍

患者さんの笑顔を見るとやりがいを感じます。 入社2年半(資格取得後2年半)Y.W さん

ここでは毎月利用者さんとスタッフでプログラム内容を話し合って決めています。主に、スポーツ・料理・お菓子作り・お出かけ・もの作りなどやSST(生活技能訓練)では会話やコミュニケーションの練習、心理教育では病気についての勉強会を行っています。 また、地域生活支援センターが行う交流会に参加したり、日帰りのバス旅行などを企画するなど、イベントも豊富です。ベランダ菜園で育てた野菜を収穫して、アイデアを出しながら調理して皆でたべています。

精神科訪問看護・介護老人保健施設スキナヴィラでの活躍

患者さんがこちらの働きかけに反応を示してくれることがやりがいです。水口病院は自分のやりたいことがあればできる環境ですよ。 入社1年目(資格取得後11年目)C.K さん

院内の作業療法に留まらず、退院後も絶え間なくサポートができるよう訪問看護やデイケアにも作業療法士が在籍しており、情報交換ができるよう心がけています。
また介護老人保健施設にも作業療法士や理学療法士などリハビリ専門職が在籍し、個別の機能訓練やADL訓練などを行っています。

水口病院で作業療法士として働くメリット

  • たくさんの作業療法士のサポートを受け、自分が思うプログラムを形にできる
  • 精神科病院内の作業療法のみならず、精神科訪問看護・精神科デイケア・介護老人保険施設など幅広く活躍できる
  • 寮や託児所完備なので新卒・単身・子育て中も働きやすい
  • 水口病院では精神障がい、発達障がい・老年期障がいなどさまざまな病気を抱えた患者さんと関わり学ぶことができる
  • 効率よく仕事をするので残業はなし! プライベートの充実が可能。

水口病院の作業療法士タイムスケジュール

水口病院で働くスタッフのタイムスケジュールをご紹介します。残業はせず定時できちんと帰る環境です。
その分1日を効率よく過ごして、朝はラジオ体操から始まり、明日の準備まで行っています。

8:30~ 各病棟、事務所への申し送り、掃除、ブリーフィング参加など 患者さんもスタッフも気持ちよく過ごせるように心をこめて掃除。昨日の申し送りも行い、情報伝達にモレがないようにします。

9:00~ 各病棟、OT科内 ミーティング

9:10= 月曜〜金曜日に実施。全館放送でラジオ体操の開催を知らせます。また、体操前に行進曲を流すなどの準備を行います。雨天やグランドが使えない日はお休みです。

9:30~ プログラムに必要なものの準備がしてあるので、次官になったらスムーズにプログラムが開始できます。

11:30~ 午前プログラムの終了

12:00~ 昼休憩 職員から「美味しい!」と人気のお昼ごはんを食堂でいただきます。滋賀県産の食材を使って地産地消にこだわっています。人気メニューは野菜たっぷりのカレー。

13:00~ 午後プログラムの準備

13:30~ 午後プログラムの開始

15:30~ プログラムで使ったものを片付けます。そして患者さんの様子など気がついたことをカルテに記入します。この情報が患者さんの生活まで支えるLINK看護につながる貴重な情報になります。

16:00~ 作業療法カルテ、計画報告書、レセプトなどの必要書類の作成など事務作業を行います。また明日のプログラムなどの準備もこの時間に行います。

16:45~ ミーティング、書類作成など

17:00~ 業務終了

先輩達が水口病院を選んだ理由

写真1

入社5年目(資格取得後6年目)
H.N さん

他の老人デイケア施設で働いていましたが学生時代に尊敬していた先輩療法士が働いているのでこの水口病院を選びました。
任せてもらえることが多く、自分が思うことが自由に行えるところが魅力です!

写真2

入社6年目(資格取得後6年目)
K.N さん

祖父が脳梗塞になってしまい、そのリハビリを見て憧れました。
水口病院は学校の先生の紹介でしたが、クリエイティブに働く事のできる職場で満足しています。

写真3

入社4年目(資格取得後9年目)
Y.M さん

子育て中なので託児所に子供を預けて仕事ができるので安心です。
そしてお昼ごはんがとっても美味しい! 仕事では退院した患者さんとスーパーで出会い笑顔で生活をしている様子を見ると嬉しくなります。

写真4

新卒
R.M さん

就職活動をしている時に水口病院を見学して雰囲気に惹かれて入社しました。
部署内の仲がよく、プライベートでも先輩たちと交流できるところがいいですね。

写真5

新卒
N.N さん

リハビリの規模の広さに魅力を感じたので水口病院を選びました。
精神領域だけでなく、身体領域、発達領域など幅広い領域の患者さんたちを見ることができるので学ぶことがとっても多いです。

「成果が見えにくい仕事だからこそ得られる喜びが味わえる」

26年のベテラン作業療法士が語る、水口病院で働くということ

スキナヴィラリハビリ科長 関戸聖次 写真

スキナヴィラ水口 リハビリ科長
関戸聖次

県内の作業療法士の草分け的存在である関戸聖次リハビリ科長。水口病院歴26年のベテランである関戸科長に、水口病院での仕事のやりがいなどを伺いました。

リハビリに可能性を感じていた学生時代

現在は水口病院の介護施設「スキナヴィラ水口」のリハビリ科長として、入居者さんへのリハビリや、若手の作業療法士の育成などを行っている関戸科長。特にお年寄りの個別機能訓練や、歌や手作業などの集団リハビリなどを行っています。音楽療法を行なうときは自身が楽器を持って、みんなで音楽を楽しみながらリハビリを行っています。県内の作業療法士の中では有名で、関戸科長に憧れて水口病院を選ぶ若手も少なくないそうです。

26年前、学生だった時から精神科での作業療法士の仕事に興味をもっていたのだとか。「もともと僕は作業や音楽が治療に結びつく仕事に就けたらと思っていました」当時はまだリハビリ職を募集する病院が少ない。いろいろな情報を集めている中、目に止まったのは水口病院。「早くからリハビリに関心を持ち、取り入れていた水口病院を自然に選ぶことになりました。」

科長が語るこの仕事のやりがい

「この仕事の楽しさややりがいは、治療のスパンが長くなかなか成果が見えにくい中で、患者さんと心の交流が出来た時です。」と語る関戸科長。怪我をした時のリハビリと大きく違うのは、「結果」がわかりにくいこと。だからこそ得られる仕事の達成感ややりがいに繋がるのだといいます。また管理職としては、若手の作業療法士に仕事が任せられるようになった時が嬉しいとのこと。

他の作業療法士のアンケートでもアイデアを提案しやすく、いろいろなことに挑戦できる環境であることが分かりますね。

最後に水口病院の良さを伺うと「リハビリの施設がとにかく広くて、他の病院ではないほど施設やプログラムが充実していること。また教科書通りのオーソドックスな作業療法を目指して、パラレルな場、集団の場、退院を前にした個別の訓練の場を用意し作業療法を実施していること。真面目に、患者さんの今後の人生を考えながらリハビリをしたいという方、またはできる方、水口病院で一緒に働きましょう。」

伝統的な作業療法を大切にしながら、時流に合わせた治療を常に考えられる

水口病院リハビリ科長 上野道広 写真

水口病院 リハビリ科長
上野道広

水口病院に入って9年目。2014年から水口病院のリハビリ科長となりました。祖父の身体が弱く、訪問治療を受けていたことを機にこの仕事を知りました。水口病院を選んだのは県内で一番大きな病院で馴染みがあったことから。たくさんの作業療法士がいて協力しあえるし、仲が良いのも特徴です。患者さんに対しては、作業療法を通して感じていることや考えていることを実体験として経験し、学んでいただくことを大切にしています。その体験や考えを、一番近くで共有できることが作業療法士の魅力の1つだと感じています。作業療法士に対しても同じことが言え、プログラムで創造したことを実際に行う中で、頭の中だけでなく実感として感じ、学んで経験してもらっています。

この仕事のやりがいはやっぱり患者さんに感謝された時。患者さんから反応がなくても話しかけたりしていると、ある日「いつも話しかけてくれてありがとう」と言ってくださることがあるんです。この瞬間は本当に嬉しいですね。

水口病院は、伝統的な精神科作業療法を大切にしながらも、高齢化や地域移行支援などの時代の流れを常に考えており、「今、治療として何が必要か」を模索しながら、新しい取り組みを行っていければと思います。

採用要項
雇用形態 正社員
応募資格 作業療法士資格(取得見込み含む)
勤務地住所 〒528-0031 滋賀県甲賀市水口町本町2-2-43
交通手段 バイク通勤可、自動車通勤可
休日・休暇 年間104日
モデル年収/給与 380万円〜(諸手当含)/ 24 万円〜(諸手当含)

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